マツダ「ボンゴ」ベースの新型コンパクトキャブコン「Alen H」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
会社員からフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、セミ … 先日開催された「東京キャンピングカーショー2021」で目を引く展示がありました。キャンピングカー製造・販売などを手がけるAtoZ(エートゥゼット)のブースに「開発中」として紹介されていた「Alen H(アレン・ハイ)」です。マツダ「ボンゴ」をベースにしたキャブコンです。 バンクベッドをもつアレン・ハイ。ボンネットがあるため、全長を抑えるためにコンパクトなシェルを採用している。写真はオプションで選べる「タウンエース」ベースのプロトタイプ/写真提供=AtoZ マツダの「ボンゴ」をベースにしたコンパクトキャブコンは「手ごろなサイズのキャンピングカーが欲しい」というユーザーの人気を集めてきました。このボンゴですが、マツダは2020年までに生産を終了し、現在はトヨタグループのダイハツ工業からOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けています。また、このマツダの「ボンゴ」とトヨタ自動車の「タウンエース」はダイハツ工業からOEM供給を受けていますが、2つを比較すると、規格などはほぼ同じといっていいと思います。 2020年にフルモデルチェンジをした「新ボンゴ」の最大積載量は800kg。旧ボンゴは1150㎏でしたから、350kgの差があります。ベース車としてのサイズは、小さくなっています。旧ボンゴと同じような架装はできません。 現時点でこの新しいボンゴ(新ボンゴ)をベースにしたコンパクトキャブコンは、この「アレン・ハイ」だけだと思います。会場で私が注目したのには、そんな理由がありました。 AtoZが世に送り出した「アレン・ハイ」は、バンクベッドのあるキャブコンです。同社を代表するヒットモデル「アミティ(フルモデルチェンジ前の『旧ボンゴ』ベース)」の後継車種と位置付けられています。中央にダイネットを配し、リアに2段ベッドがあります。 リアベッドは窓が設けられている/写真提供=AtoZ バンクベッドは子ども用/写真提供=AtoZ 軽量化のための様々な工夫 軽量化のため、アミティよりも小さい「シェル」をベース車に搭載しました。居住性には影響を与えますが、シェルの小型化は一番軽量化に寄与するからです。また、家具類は軽くするためにフラッシュ構造になっています。シートも軽量な木製ボックスのシートが採用されるなど、様々な工夫がなされています。 軽量化を図るため、スリムにまとめられたキッチン。電子レンジはオプション/写真提供=AtoZ