体操男子団体「銀」 10代抜てき、世代交代に手応え 水鳥寿思監督(静岡出身)導く|あなたの静岡新聞
体操の男子団体総合で銀メダルを獲得し、写真撮影に応じる日本の選手らと水鳥寿思監督(左端)=26日、有明体操競技場 18年世界選手権は団体3位。1位中国と2位ロシアに3点近く差をつけられ、個人総合でも18、19年大会ともにロシア選手が金メダル。水鳥監督は立て直しに向け、「これまでの慣例にとらわれず、勝つために何が必要なのか」と考えた。 着手したのは若手の育成。水鳥監督自身が東京五輪で必要だと感じた選手を選び、日本代表の強化合宿に参加させた。今大会メンバーの橋本大輝(順天堂大)と北園丈琉(徳洲会)、代表入りを果たせなかった三輪哲平(順天堂大、静岡市出身)もその一人だ。 さらに、ライバル国の中国には合同合宿を申し込み、ロシアのコーチからは日本の課題であるつり輪の力技を教わった。「自分たちが持っていない知見を取り入れることで、今までにない取り組みをしてきた」。全ては強い日本を取り戻すためだった。 東京五輪は頂点を目指していただけに、銀メダルには悔しさもある。だが、19歳の橋本が個人総合で金メダルに輝き、5位北園もまだ18歳。世代交代を成功させ、新生体操ニッポンをつくり上げた。「チームの雰囲気は今までにないくらい良かった。彼らが間違いなく日本を引っ張ってくれる」。3年後のパリへ、確かな手応えと自信を得た。 (東京支社・青木功太)