台風8号東北横断へ 福島県内避難所では感染対策も:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
県によると、27日午後9時現在、土砂災害の危険性が高まるなどし、南相馬、伊達、浪江、広野の4市町がレベル3の「高齢者等避難」を発令し、高齢者や体が不自由な人に避難を始めるように呼び掛けた。5月20日に運用が始まった新たな避難情報が県内で発令されるのは初めて。 27日午後9時現在で、県内の22市町村が124カ所の避難所を開設。64世帯83人が身を寄せた。けが人や住宅の被害は確認されていない。このうち、相馬市のスポーツアリーナそうま第2体育館では、感染症対策として避難者が家族単位で入るテント型パーティション(間仕切り)が据え付けられた。避難所を訪れた1人暮らしの女性(73)は「みんながいると安心できる。今晩はここで様子を見ようと思う」と話した。 南相馬市は、27日に予定していた新型コロナウイルスのワクチン集団接種を延期した。また、双葉町や楢葉町で道路が冠水した。 台風8号は27日午後9時現在、水戸市の東約170キロの海上を時速約15キロで北に進んだ。中心の気圧は990ヘクトパスカル、最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートル。中心の北側500キロ以内と南側390キロ以内は風速15メートル以上の強風域。 東北の太平洋側に観測史上初めて上陸したのは2016年の台風10号。同年8月30日、岩手県大船渡市付近に上陸した。