〔マーケットアイ〕外為:ドル109.10─109.90円の見通し、月末の実需フローに注目
きょうの予想レンジはドル/円が109.10―109.90円、ユーロ/ドルが1.1830─1.1930ドル、ユーロ/円が129.70―130.70円付近。 現在、ドル/円は109.46円付近、ユーロ/ドルは1.1888ドル付近、ユーロ/円は130.12円付近で推移している。 前日のNY市場では、ドルが約1カ月ぶりの安値に沈んだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が引き続き材料視されたほか、朝方発表された第2・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値が市場予想を下回ったことが重しとなった。 第2・四半期の米GDP速報値は、年率換算で前期比6.5%増加し、規模としては 新型コロナウイルス禍前の19年第4・四半期を上回った。個人消費や企業の設備投資が 堅調で、成長を後押しする一方、サプライチェーン(供給網)の制約に伴う在庫の大幅な 切り崩しが重しとなり、市場予想の8.5%増には届かなかった。 きょうの為替市場では、月末の実需フローがどの程度活発になるか注目される。きょうは商業決済が集中しやすい五・十日にあたり、仲値公示にかけては「国内企業のドル買いが進む可能性もある」(上田東短フォレックス・営業推進室長、阪井勇蔵氏)という。 一方、前日の米市場でみられたドルの下落基調が一巡するかも焦点になりそうだ。きょうのドル/円相場について阪井氏は「109円半ばを挟んでもみあう展開を予想するが、昨日からドルが全面安になっていることで、目線がやや下方向になっている」と指摘した。 また、ドルが軟調な地合いとなる中、欧州通貨や資源国通貨は底堅く推移する見通し。きょうは欧州圏で経済指標の公表が相次ぐことから、「ユーロは夕方以降、値幅を伴った値動きになる可能性がある」(阪井氏)という。 主なスケジュールでは、国内では6月失業率(総務省)、6月有効求人倍率(厚生労働省)などが公表予定となっている。海外では、ユーロ圏で4―6月期GDP速報値(統計局)が発表されるほか、フランス、ドイツ、イタリア各国でも4―6月期GDP速報値が公表される予定。 全スポットレート(ロイターデータ)