宇宙の窓口、長	

宇宙の窓口、長野・佐久 日本一の巨大アンテナ2基、望遠鏡で観測
夏は天の川が一番よく見える季節。天の川をまたぐようにして、「夏の大三角形」が形作られている=うすだスタードーム撮影・提供
今年4月、JAXAが開設した「美笹深宇宙探査用地上局」で新アンテナの運用が始まった。口径は約54メートルと巨大サイズ。同観測所にあるアンテナ(口径約64メートル)が老朽化したため、後継として建設された。「はやぶさ2」と交信するなどのミッションを果たす重要な役割を担う。佐久市に設置されたのは、標高が高く、探査機からの微弱な信号を受信しやすいためだという。
「新アンテナの運用を機に、宇宙や星空に興味を持ってもらえる人が増えるとうれしいですね」。口径60センチの巨大な望遠鏡で星空や天体を観測できる「うすだスタードーム」の職員、松田健太郎さんは語る。
惑星や銀河などを観測できる大型望遠鏡を備える天文台「うすだスタードーム」。職員の松田健太郎さんは「明るい昼間でも星を見ることが出来ます」とほほ笑む=長野県佐久市臼田のうすだスタードームで2021年7月9日午後1時28分、坂根真理撮影
美しい天体を見ようと、同施設には県内外から多くの人がやって来る。「こういう所でしか宇宙の天体の美しい姿が見られないので、皆さん感動されている。佐久に日本一のアンテナが二つもあることが意外と知られておらず、もったいないと思っています。はるか遠い宇宙の窓口が佐久にあることを誇りに思ってもらいたい」と松田さんは話す。
sakumo佐久市子ども未来館では、美笹深宇宙探査用地上局の開局を記念した企画展「佐久からつながる宇宙」を開催している=長野県佐久市岩村田の同館で
sakumo市こども未来館でも、新アンテナの模型などを紹介する企画展「佐久からつながる宇宙」を8月31日まで開催している。島崎直也館長は「佐久市に貴重なアンテナがあることを知ってもらいたい。遠い宇宙の衛星とつながっていることを想像しながら、企画展を楽しんで」と話す。10月には同館で、「はやぶさ2」の帰還カプセルを展示予定。
宇宙の町はこれからも熱を帯びていきそうだ。
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