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2021年7月20日
渋沢栄一が大河ドラマの主人公になったことで、「論語」が注目を集めている。その「論語」と並んで日本人に強い影響を与えた中国の古典といえば「孟子」。かの吉田松陰が心酔したといわれるくらいだから、「孟子」が明治維新に与えた影響、ひいては近代日本に与えた影響は決して小さくないはずだ。だが、「論語」の倍の文字量でさらにハードルが高そうな「孟子」まではなかなか…と手を出しにくかったのもまた確か。そこへ強力な味方が登場した。誠文堂新光社(東京)の新刊『全文完全対照版 孟子コンプリート』(野中根太郎・著 税込み4,400円)だ。原文のほかに、主旨を一目で把握できる「一文超訳」と現代語訳、書き下し文をそろえた“コンプリート”シリーズの一冊。わかりやすく、しかし端折ることなく全文を解説している。著者の野中氏は、これまでに同シリーズで「論語」「孫子」「老子」「菜根譚」を執筆している。
「自分自身を侮ると次には人が自分を侮るようになる」「逆境の中でこそ人は成長していく」「やるべきことのある人は決して不機嫌のときはない」「義をあとにして、利を先にするとすべては危うくなる」「できないのではなく、やろうとしないからできないのだ」「立派な人は、他人に悪口をいわれるものである」などなど、含蓄のある言葉とその解説がぎっしり詰まっている。吉田松陰が引用した、「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」という一節はあまりにも有名だ。
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