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アクションシーンの躍動感はとても迫力があり、見ていて本当に気持ちいいです。特に、熊徹が全力で猪王山とぶつかるシーンは、見ているこちらも体がブワッと浮き上がるような感覚になります。
熊徹の、コロコロと変わる豊かな表情も個人的には好きなポイントです。強い存在でもありますが、結構ダメな顔や情けない顔も多くて、野性的な姿とのギャップもぜひ楽しんで欲しいです。
【当時、本作の制作現場を取材した際に印象に残ったことは?】
1シーンごとに、信じられないくらい細かい部分にまでこだわりがありました。例えば作品後半の代々木体育館前のシーン。周りに小さく街路樹が描かれているのですが、その1本1本も、現実の木と同じ形になっているそうなんです。恐らく多くの人が、特別に意識はせずに見ている部分だろうと思いますが、美術監督の西川洋一さんは「そういう想い、こだわりというものが、最後は絵全体に出るんだ」と話していました。これが“細田監督イズム”の1つなんだな、と感じます。
■7月16日放送『サマーウォーズ』
これは12年前の映画ですが、当時そこで描かれていた世界と、今実際に私たちが生きている現実の世界とを、ぜひ比べてみて欲しいです。何が違い、何が同じなのか…オープニングからいきなり考えさせられます。
またこの作品は、大家族のシーンとバーチャル空間のシーンを行ったり来たりします。公開当時は、まだバーチャル空間の方を「遠い世界」と感じていたはずなのですが、コロナ禍の今、もしかすると、故郷に帰り親戚一同集まってワイワイ食卓を囲むシーンの方が、「遠い世界」と感じてしまうかも知れません。当時、映画のポスターに書かれていたキャッチフレーズは、「つながりこそが、ぼくらの武器」というものでした。2021年に、その言葉が私たちの胸にどう響くのか、ぜひ感じてみて欲しいです。
【印象に残るせりふ】
個人的に一番グッとくるのは、栄おばあちゃんが黒電話で色々な人に呼びかけるシーンです。まるで、今この状況下にある私たちへ向けて呼びかけているんじゃないか、と思ってしまうような言葉の数々です。栄おばあちゃんの言葉一つ一つの意味、きっと胸に響くものがあると思います。ぜひ、放送を見て確かめてみて欲しいです。
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