ウミガメの産卵

ウミガメの産卵始まる 序盤は少なめ、みなべ:紀伊民報AGARA


 千里の浜は全国有数のアカウミガメの産卵地で、本州では最も産卵密度が高い。毎年5月中旬から8月上旬にかけてが産卵シーズンで、ウミガメの保護調査や研究をする「NPO日本ウミガメ協議会」(松沢慶将会長、大阪府枚方市)の事務局職員らが現地に滞在し、調査研究を続けている。町教委も調査や保護に加わり、地元の有志でつくる「みなべウミガメ研究班」(尾田賢治会長)や若者でつくる「青年クラブみなべ」も協議会の活動をサポートしている。
 町教委によると今季初めて上陸が確認されたのは5月30日で、産卵もしていた。その後、13日までに足跡を5回確認でき、そのうち3回は産卵もしていた。例年に比べると初産卵の日は1週間ほど遅く、現時点での産卵数は少ないという。
 ウミガメの調査が始まった1980年代後半以降、90年代初めに1シーズンに約350回の産卵が確認できたが、その後に減り始め、98年に29回まで落ち込んだ。再び増え始め、2012、13年にはいずれも300回近くまで回復。しかし、翌年から減少傾向となっている。19年の産卵数は47回で、調査以来ワースト3。昨年の産卵数も63回と低調だった。
 調査を続けるみなべ町教委教育学習課の前田一樹副課長は「たくさん上陸していたころは一晩に何匹も産卵していたが、ここ数年は全く上陸しない日が何日も続くこともある。今季も少ない。ピークはまだ先だが心配だ。回復に期待したい」と話している。
 町教委は今季の観察の受け入れを、昨年に続き新型コロナウイルスの感染防止を考慮し中止にしている。

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