ランキングを確認して一喜一憂する(ついでに炎上していないかも確認する)。メディアにとって、ランキングは切っても切り離せない存在だ。紙の時代、読者の反応を知る情報は時折、かかってくる電話や手紙くらいしかなかった。読まれ方が可視化され、その数字を手元のスマホで見られる時代が来るとは誰が予想しただろう。
便利でわかりやすいランキングだが、単純化し過ぎる指標には批判も多い。扇情的な見出しや過激な写真があればクリック数が増える。それは記事の本当の価値を反映していない。「PV至上主義」をあおっているという指摘は少なくない。批判の矛先は、ネット上の富を独占しているかのように見えるプラットフォームにも向けられる。
それでもランキングはなくならない。
なぜなら便利だから。それは…
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