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沖縄で国内4種目の新ウナギ発見 その名はウグマウナギ:朝日新聞デジタル


 ウナギは長い旅をする魚だ。川と海とを行き来する「回遊」と呼ばれる行動をとる。海で生まれて、幼生からシラスウナギへ成長すると、長い距離を泳ぎ川を目指す。川で成長して産卵期が近づくと、またはるか遠い海へと向かう。
 ニホンウナギなど日本にやってくるウナギは、西マリアナ諸島沖などの熱帯地域で産卵し、来遊することがわかっている。その移動には、北赤道海流や南から北上する暖かい海流の黒潮が使われる。
 沖縄県は周辺に黒潮が流れ、ウナギの来遊ルートにあたる。ただ、琉大大学院生(当時)だった北朋紘さんによると、「来遊ルートにありながら、研究が進んでいない、いわばウナギ研究の空白地帯だった」。
 そこで沖縄県内の河川でウナギの調査を始めた。県の許可を得て、2018~19年に数回のサンプリングを実施したところ、これまでに県内で確認されていない正体不明の6匹のシラスウナギが採取された。
 DNA解析で、見つかったのは09年にフィリピンのルソン島で、日本の研究チームによって約70年ぶりに新種発見されたウナギの「アンギラ・ルゾネンシス」のシラスであることがわかった。国内で見つかるのは初めての種だ。
 今回見つかったのはシラスウナギだけだったが、成体の体表には、ごまのような黒い斑点模様がある。そのため、ごまを意味する沖縄の方言「ウグマ」にちなみ「ウグマウナギ」と和名がつけられた。
 ウグマウナギは、フィリピンのルソン島を中心に生息する。現地では背開きの燻製(くんせい)にするなどして、食用にもされているという。これまで、台湾が分布の北限とされていたため、今回の発見で、生息地域がさらに北に更新された。
 ウグマウナギの発見により、日本に自然分布するウナギはこれで4種になった。一般的によく知られるニホンウナギ、大型のオオウナギ、南西諸島などで確認されているニューギニアウナギ、そしてウグマウナギだ。

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