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TOKYO No.1 SOUL SET【中編】「次は8年ぶりとは言わず…」/芸能/デイリースポーツ online


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 「ライブする時に必ずやる楽曲で、サブスクに載ってないやつが一つの基準でした。本質的なソウルセットのものって、サンプリングソースというか、最初の頃の川辺(ヒロシ)君の音楽的センスと、BIKKEの歌詞ですよね。初期の頃のソウルセットの作品が(サブスクに)ないっていうことはちょっと寂しくなった。(サブスクに)アップするのにも許可だったりとかハードルがすごいあったんで」
 渡辺が「時代が追いついてない、全て。その(ヒップホップの)発想に」と言うように、サンプリングソースの権利をクリアする問題に直面。ならば、「生でできる限り近づける形か、まるで変わった感じでもいいんではないか」と、再アレンジ、人力での再レコーディングに方向転換して始動した。
 渡辺のバンド「ZOOT16」のメンバーら人力による演奏でサンプリング感を消していくリレコーディングは「大変でしたね。生で弾いてもサンプリングだと思われるんだみたいなのもあるだろうし、明らかに違うというふうに見せないといけないのかなあっていうのもあるし、そうすると、曲全体のイメージみたいなものはなくなっちゃうのもいかがなものかなあっとかっていう、ずっとそういう繰り返しですかね。すごいハードルが高いなって思っちゃったな」と、試行錯誤の連続だったようだ。
 「できるだけ(人力で)やった上で、こっちが生ですっていうふうに言ってるものありきの、でもソウルセットのニュアンスっていうんですかね、きっちりやるのがカッコいいのか、いい加減なのがすごいカッコ良かったりする時もあったりとか、そこのさじ加減みたいなのを、なるべくサンプリングソースを見せたくないんだけど見せたい、この葛藤は1曲ずつずっとありました」
 再アレンジ、再レコーディングの最適解は「僕の中ではやっぱりドラムとベースだと思う。ベースラインとドラムを変えるだけでニュアンスっていうのは昔のサンプリングと変わってくると思ったので、その辺の答えは意外と見えた」というもの。苦労の甲斐あって、「SOUND aLIVE」では、ソウルセットのクラシックがバンドサウンドによって見事に生まれ変わっている。
 渡辺は「次は8年ぶりとは言わず、来年とかぐらいにできるような形のリズムを作って、3人で行ければいいかなっていう話し合いはしています」と、短いタームでの次回作にも意欲を見せている。
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 ◆TOKYO No.1 SOUL SET 1990年結成。メンバーはBIKKE(ボーカル)、渡辺俊美(ボーカル&ギター)、川辺ヒロシ(DJ)。独自のトラックにメロディアスなボーカルとトーキングラップが交差する唯一無二のスタイルで人気を博し、これまでシングル15枚、アルバム8枚を発表。他にライヴ、ベストアルバムなどもリリースしている。続きを見る

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