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火星ヘリIngenuity、総飛行距離が1マイルに到達。10度目の飛行でローバーの探査場所を偵察
今回の飛行はRaised Ridges沿いに約95mの経路を設定。10か所のウェイポイント(経路上の通過点、要するに目印)の上を飛行しました。経路上の最高飛行高度は約12mに達し、離陸から着陸まで、約2分45秒のフライトでした。飛行中にはRaised Ridgesのステレオ画像の撮影というミッションも含まれており、もちろん、飛行で得られたテレメトリーデータも詳細に調査分析されるとのこと。
Ingenuityは、当初の計画では火星で4回の飛行を実施するために開発されました。しかしNASAは4月の段階でその4度の飛行を完了し、延長ミッションを設定。これまでの間に火星ローバーPerseveranceが調査するのに興味深いと思われる場所をロケハンするために飛行を重ねています。
Ingenuityミッションを運用するNASAジェット推進研究所(NASA JPL)は、空からのロケハンはPerseveranceチームの次の調査地点へどう向かうかを決めるのにも役立ってる」とInstagramへの投稿で述べました。

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