今週の気持ち:

今週の気持ち:今週の気持ちは「悲惨な体験」
小学5、6年の頃、文房具店で販売していたミニのプラモデルが子供たちにも人気で零戦や戦艦大和などで「戦争ごっこ」をして遊んだ。
この時代、父親が太平洋戦争に従軍したという友達が何人もいて、皆このような遊びには興味があった。我が家にも旧陸軍の軍帽や毛布があり、友達宅でも旧海軍のサーベルなどを見掛けた。
父は戦中、旧満州(現中国東北部)からビルマ(現ミャンマー)の戦地をさまよい、想像もできないような「食うや食わずの経験」や「生きるか死ぬかの体験」をし、それが復員後の生活にも影響を与えていた。戦後10年以上たっても戦争を引きずっていたと母から聞いた記憶がある。
後年、社会人となってから父親とこの話をした。その時は「あんたらには言えない悲惨な体験をした!」と寡黙な父が、当時を振り返るようにポツリ。この時、初めて父親の人生の一端を垣間見たような気がした。
その父も91歳で亡くなるまで、子や孫に戦争の話をすることは、ほとんどなかった。ただ母が生前、しみじみと「お父さんが生きている間に、戦争の話を子や孫にも聞かせてやればよかったね!」と語った言葉が、いつまでも耳に残っていた。その母も亡くなり、戦中の話や父親のことを聞ける相手もいなくなった。
間もなくお盆がやってくる。その時は、2人が眠る故郷の墓に花を手向けに行こう。
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