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ドラマ「前科者」有村架純が向き合う“前科者”たちに石橋静河、大東駿介、古川琴音
ドラマ「前科者」有村架純が向き合う“前科者”たちに石橋静河、大東駿介、古川琴音
2021年7月7日 12:00
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香川まさひと・
月島冬二原作によるドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」の出演者など詳細が発表された。
ビッグコミックオリジナル(小学館)で連載中の「前科者」は、罪を犯した前科者たちの更生・社会復帰を目指し、彼らと向き合いながら奮闘していく保護司の姿を描いた社会派ヒューマンドラマ。
岸善幸が監督する実写版は映画と連続ドラマの2つの形で制作され、連続ドラマでは
有村架純演じる新人保護司の阿川佳代が、さまざまな前科者と向き合い成長する姿が描かれていく。なお連続ドラマ版では原作をベースに、3人の前科者が登場するエピソードが全6話にわたって展開されることが明らかとなった。
恐喝および傷害罪で懲役2年の刑罰を受け、保護司の佳代と次第に打ち解けていく1人目の対象者・斉藤みどり役は
石橋静河、殺人罪で服役していた2人目の対象者・石川二朗役は
大東駿介、覚醒剤取締法違反で執行猶予となった3人目の対象者・田村多実子役は
古川琴音がそれぞれ演じる。キャスト3人からは出演にあたってのコメントが寄せられ、共演した有村の印象も綴られた。また脚本は「あゝ、荒野」「宮本から君へ」「MOTHER マザー」の港岳彦、音楽は「あゝ、荒野」「レッドクリフ」シリーズの岩代太郎が担当。さらに第3話以降の監督は、長年岸善幸を監督補として支えてきた
ドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」は今秋WOWOWにて放送。各話放送後はWOWOWオンデマンドおよびAmazon Prime Videoで見逃し配信が行われる。また映画は佳代が保護司として現在進行形の凶悪犯罪と向き合う社会派サスペンスとして制作。2022年に全国公開される。
石橋静河(斉藤みどり役)コメント
──オファーを受けたときの印象や出演が決まった際の心境
これは気合のいる時間になるぞ・・と思いました。作品の重量が台本そのものから発せられているようで、意を決して読み始めたのを覚えています。
実際に現場が始まると、当初の不安な思いを超えて「これは今自分自身が必要としている作品だ」と感じ、最後までやり遂げる覚悟ができました。
──斉藤みどりというキャラクターを演じて
喋り方や歩き方など、ある種の「演技」が必要なキャラクターだと思いました。と同時に、岸監督はそれらをすべて見透かして役の本質を映す方だと感じていたので、みどりの心の根底に流れるものは何なのか、ずっと探っていました。そんななか導かれるように観たドキュメンタリーや、監督、スタッフの方々とのやり取りを経て、理屈ではないところで腑に落ちる瞬間が幾度かあり、迷いを捨てて役に没頭することができました。
──共演した有村架純の印象
有村さんはずっとお会いしてみたい方だったので、今回ご一緒できることがとても楽しみでした。
有村さんの持つ強くも柔らかい心の広がりは現場全体を包んでいるようで、阿川佳代という女性がこの作品の真ん中に立つ意味を全うされていることに感動しました。
──視聴者へのメッセージ
しんどい日々の中にあるユーモアや優しさがこの作品の随所に描かれていることは、きっと観ている方とこの作品のテーマを繋いでくれるだろうと感じています。
社会のシステムからあぶれてしまった彼らの哀しくも強い心の叫びを、この作品を通して感じていただけたら幸いです。
大東駿介(石川二朗役)コメント
──オファーを受けたときの印象や出演が決まった際の心境
初めてこの台本を読んだ時からすごい吸引力で、作品に没入し、その集中力のまま気が付けば撮影が終わっていた印象です。
──石川二朗というキャラクターを演じて
読んだ瞬間から深く感情移入してしまい、深い孤独の底に落ちた感覚でした。
──共演した有村架純の印象
なんとも言えない優しさ、あたたかさを感じる方でした。こちらの言葉、些細な感情を丁寧に拾い上げてくれるような。
──視聴者へのメッセージ
撮影のことを思い出すと、心にガラス片が刺さってるような感覚で、冷たい痛みと寂しさが蘇ります。彼の歩みを是非観届けて頂きたいです。
古川琴音(田村多実子役)コメント
──オファーを受けたときの印象や出演が決まった際の心境
全くの未知で想像を絶する境遇を背負った役だったので、大変な役を引き受けてしまったなぁ、と思いました。
とてつもなく高いハードルに感じましたが、多実子のような人たちがいるという現実を前に、心を込めて取り掛からなければと武者震いしました。
──田村多実子というキャラクターを演じて
多実子のように、社会の陰に生きる人たちの人生はこれからも続いていくし、日々その出口を探しながら一日一日を生きているということを初めて想像しました。
きっかけは誰にでもあるような心の隙で、その弱い部分に寄り添ったとき、多実子の実感が湧いてきました。やりきれない気持ちになる役でしたが、愛すことができたと思います。
──共演した有村架純の印象
有村さん演じる佳代さんは、多実子にとって初めて自分を受け入れようとしてくれた人で、そのおかげであの時は話しているだけで涙が出そうなくらい神々しく思っていました。笑
今はドラマでの共演も通して仲良くして頂いているのでもっと砕けた関係ですが、その時感じた優しさや温かさは今も変わっていません。
──視聴者へのメッセージ
覚醒剤のことや依存症について調べましたが、知識で頭でっかちにはなりたくないし、心100%でいくけれど、自分から出たものは本当に信じていいものなんだろうか、と葛藤し続けました。
私だけじゃなく全キャスト、スタッフが同じように闘いながら、心血注いで作った作品だと思います。観てくださったらとても嬉しいです。
この記事の画像(全3件)
「WOWOWオリジナルドラマ 前科者 -新米保護司・阿川佳代-」
今秋WOWOWにて放送(第1話無料放送)
各話放送後、WOWOWオンデマンドおよびAmazon Prime Videoで見逃し配信
スタッフ・キャスト
原作:香川まさひと・
月島冬二「前科者」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載)
監督・編集:

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