自宅療養者急増

自宅療養者急増の中「生産が・・・」 医療機器メーカーの苦悩

 新型コロナの感染拡大で自宅療養をする患者も増える中、医療機器の需要が急増し、生産が追いつかない機器もあります。その現場を取材しました。フクダ電子 生産本部長 神田豊晴さん 「こちらに見えるのが酸素濃縮器になります」  こちらは患者が自宅などで酸素を取り込むための装置。医療機器の開発などを行うフクダ電子は、国や自治体から注文が殺到したため生産体制を1.5倍に増強しましたが・・・ フクダ電子 生産本部長 神田豊晴さん 「半導体不足によって、このラインがまだ動いていない状態」  世界的な半導体不足の影響をうけ、増産するどころか通常の半分ほどしか酸素濃縮器が生産できていません。いまは商社と協力して世界中から部品を集めているといいます。 フクダ電子 生産本部長 神田豊晴さん 「かなり高額ではあるんですが、それでも手に入れて、1台でも多く酸素濃縮器を作る」  また、半導体不足の影響は血液中の酸素量を測る機械にも及んでいます。通常の10倍もの注文が来ていますが、それに対応するほどの半導体が手に入れられず、生産が追いつかない状態に・・・ フクダ電子 生産本部長 神田豊晴さん 「じれったいところですね。あとは本当に部品さえあれば作れるのにという日々が毎日続いている。最近少しですね、部品の方も色々なところからご協力いただいて、供給いただいてきていますので、少し改善の見通しが立ってきた」  一方で、ただ部品を待っているだけでなく、工場に今ある部品のみで新たな医療機器も開発していました。それが、この陰圧ブース。ウイルスを外に拡散させることを防げるといいます。コロナの感染急拡大で、今後、体育館などで患者を受け入れることを想定し開発したといいます。 フクダ電子 生産本部長 神田豊晴さん 「日々苦労しているんですけど、とにかく患者様の手元に、この大事な医療機器を一刻も早く安定的に供給できるように、日々頑張っていきたい」

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