習主席、「ハル

習主席、「ハルキ」や「トットちゃん」は読まないの? [アナザーノート]:朝日新聞デジタル


習近平氏の「本棚」を紹介するサイト=中国共産党員ネットから
 68歳の習氏は文化大革命と青年時代が重なり、十分な教育を受けられなかったとされる世代です。父が副首相を務めた党長老だった習氏は、黄河流域の陝西省にある革命の聖地・延安の農村に「下放」されました。北京から箱いっぱいに本を詰めて持参し、食事をしながらも読書をしていたというエピソードが伝えられています。文革世代だけれども教養あふれた政治家であることを強調したいのでしょう。15キロ離れた村にいる同世代が持っていたゲーテの「ファウスト」を借りて読んだという逸話は、ドイツのメルケル首相との会談でも披露されました。習氏は「当時読んでもよくわからなかった」と明かし、「ドイツ人もよくわからないのですよ」と返されたというオチをつけています。
 梶谷さんはこう、指摘します。「習政権になって言論統制が強まっているのは明らかです。それだけに、人文科学を重んじる読書家であることをアピールする必要があるのではないでしょうか。排斥するのは共産党に反目する層だけで、知識人全体を敵に回すつもりはないと」。確かに、民主派知識人からは「現代の焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)」と呼ばれるほどの言論弾圧のイメージ払拭(ふっしょく)を狙ったものかもしれません。
 建国の英雄で、思想家の毛沢東氏も意識しているはずです。米大統領だったニクソン氏らを書斎に招いて話し込んだ毛氏の本棚には、古典を含めて本がぎっしりと詰まれていました。
 中国を分析する専門家の間でしばしば使われる言葉の一つに「narrative」(ナラティブ)という英語があります。一般的には「語り手が聞き手に対して意味を伝えるための、ある特定の目的を有する語り」のこと。中国について言えば、国内や国際的に論争がある問題について、政権が自らの都合の良い物語を編んで世界に宣伝しているという脈絡で使われる場合が多い。習氏の本棚も、内外に向けた物語を作る装置の一つといえそうです。
西洋中心の本棚 日本の本がない
「習近平氏の本棚」の思想哲学編=中国共産党員ネットから

Related Keywords

Germany , Japan , Tokyo , Thailand , Beijing , China , Shaanxi , Kobe , Hyogo , , Kobe University Professor , Chief Ya Tot Chan , New Corona , Tokyo Olympics , Mori Ru Tame , Southern Song , Meg Tsu Te China , Huang He Basin , Holy Land , Cultural Revolution , Liberal Arts , Well Waka , Western Center , ஜெர்மனி , ஜப்பான் , டோக்கியோ , தாய்லாந்து , பெய்ஜிங் , சீனா , ஷாங்க்ஷி , கோபி , ஹியோகோ , கோபி பல்கலைக்கழகம் ப்ரொஃபெஸர் , புதியது கொரோனா , டோக்கியோ ஒலிம்பிக்ஸ் , தெற்கு பாடல் , பரிசுத்த நில , கலாச்சார புரட்சி , தாராளவாத கலைகள் , மேற்கு மையம் ,

© 2025 Vimarsana