羽生「必ず今シーズンで4回転半を決める強い意志ある」
自身の最大の目標である4回転半ジャンプの練習については、「このアイスショーに焦点を絞って練習しなくてはいけないと思い、そこまで練習はできていない。体のダメージだとか、昨シーズン頑張ってきた体をいたわりつつ、アクセルの基礎の練習など一から4回転半に向けて作り直す作業をしっかりできたらいい。これからシーズンに向けて本格的に練習していきたい」と意気込みを話しました。
そして、新しいシーズンはショートプログラムで新しいプログラムを実施することを明らかにしたうえで「曲は決まっているが、実際に音源はできていない。まだ発表できません」と話しました。
一方、フリーのプログラムは、去年の「天と地と」をそのまま用いることを明かしました。
さらに来年2月の北京オリンピックに向けては、「ピョンチャンオリンピックのシーズンのように、絶対に金メダルをとりたいという気持ちは特にない。ただ、必ず今シーズンで4回転半を決めるんだという強い意志はある。しっかりとその意志を、決意を持って今シーズン挑みたい」と4回転半ジャンプが最大の目標であることを強調しました。
そして、4回転半ジャンプを習得する道の先に北京オリンピックがあるかという質問については「やはりピョンチャンオリンピックだったり、ソチオリンピックの時のような熱量はないなと自分の中では思っている」と話しました。
そして、去年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、練習の拠点を置くカナダではなく国内で練習を積んでいたことを踏まえ、今シーズンについては、「カナダに帰るためには大変な手続きがある。可能か不可能か自分の中で確証はないので分からない。自分の中では昨シーズンの経験を踏まえて、日本で1人で練習しても成長できると感じている。今のところ、カナダに帰ることは考えていない。ただ、振り付けの練習に関してはリモートでと考えている」と話していました。
紀平「オリンピックシーズンを楽しみたい」
新シーズンのフリーのプログラムでは、映画、「タイタニック」の曲を用いることについては、「いい曲で使いたいと思っていた。タイタニックの物語とか曲調にあわせて体を大きく使って表現できたらいいと思う」と話していました。
そして、来年2月の北京オリンピックについて「今までで、いちばん大事なシーズンになる。ただ、痛めている腰の状態のこともあるので、頑張りすぎずに健康に気をつけたい。オリンピックシーズンをプレッシャーに感じず、楽しみたい。全日本選手権がいちばん大事な試合になると思うので、そこに合わせてオリンピックに出場できるように頑張りたい」と話していました。
鍵山「納得できる演技ができるように頑張る」
今シーズンのショートプログラムの曲に「When You’re Smiling」という曲を選んだことについて、「振り付け師が選んでくれた。この苦しい状況が続く中で、少しでもこのプログラムを見て笑顔を増やせるようにと選んでくれた。笑顔を増やしたいので、まずは自分が楽しく滑らないといけない」と話していました。
さらに、4回転ルッツと4回転ループの2つの新しいジャンプの習得に取り組んでいることを明かし、「ルッツは少しずつできるようになってきて、ループもだいぶいい感じに形になっている」と手応えを口にしました。
そして、来年2月の北京オリンピックに向けては、「他の選手たちも、もっとうまくなってくると思うので、自分も負けずに日々、努力を積み重ねて、1試合1試合、自分の納得できる演技をできるように頑張りたい」と意気込みを話していました。
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