佐藤究『テスカトリポカ』 神話的構造が小説に奥行き与える|好書好日
カサソラ兄弟が統べる麻薬組織が敵対勢力によって壊滅させられ、唯一の生き残りとなった三男のバルミロはメキシコ国外へと逃亡した。偽名を用いて長い流浪の旅をし、インドネシアのジャカルタで大道商人に身をやつして再起の時を待つ。一方、麻薬組織の恐怖から逃れるために日本にやってきていた女性、ルシアは指定暴力団に属する土方と結婚し、コシモという息子を産んでいた。育児放棄のためコシモは満足な教育を受けなかった...
Source: asahi.com