壊れたハイヒールもさびた和傘も "棟梁"は踊り子の駆け込み寺|【西日本新聞me】
二十歳で独立し、25歳で「棟梁」と呼ばれた。小倉や若松に30坪ほどの木造一軒家を次々と建てた。1軒を2カ月で完成させれば180万円のもうけ。「52歳で辞めるまで40、50軒は建てたね。バブリーだったよ」 そんな天職をなんで辞めたのか。「コレよ、コレ」。棟梁はちゃめっ気たっぷりに小指を立てて見せた。「私はコレで大工をやめました」。うそかまことか。昭和の人気CMみたい。「情けない人生よ」と笑い飛ばした。 その後、パチン...