さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪に。そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれて…。そんな日々を送る2人が、「ああ大人になるって、こういうことなのかなあ」とか思ったり、思わなかったり、成長したり、成長しなかったりする物語。
監督は、2016年、20歳で発表した『ベー。』で「残酷学生映画祭2016」のグランプリを受賞した際に、白石晃士監督(映画『不能犯』など)から「才能に嫉妬する」と激賞され、大学在学中に圧倒的な暴力描写で自主映画界を席巻した新鋭の阪元裕吾。アクション監督は、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズやジャパンアクションアワード2014でベストアクション作品賞他三部門を受賞した『BUSHIDO MAN』の園村健介が務めた。
本作の出演者で、メイド喫茶に来店するヤクザの組長役の本宮泰風は「高石くんがイイ。伊澤くんがイイ。二人のアクションがイイ。そして、阪元監督がブッ飛んでてイイ。若い世代の粋のイイ奴らが台頭してくるのは、とてつもなく気持ちがイイ。今回俺は、今までやったことのない事をいろいろとやらされたけど、結構楽しんでやらせてもらいました(怒)。作品自体は、男性はもちろん女性の皆さんにも見やすい、バイオレンスアクション的な青春映画になっているので、是非映画館まで足を運んでください」と、コメント。
クライマックスで伊澤と本格アクションを披露する三元雅芸は「(伊澤は)現役のスタントウーマンで国内においてもトップレベルの技術の持ち主。今作品の彼女のアクションはさらに進化していた。女性主演のアクション映画は数あるものの、女性が男性俳優を超えるアクションはこれまで皆無と言っていい。が、この『ベイビーわるきゅーれ』は皆さんの予想を超える映画になったと思う。新たに生まれた“世界No.1のヒロインアクション”」と、若き才能にエールを送っている。
本作を視聴したアクション監督の谷垣健治(「るろうに剣心」シリーズ)も「すごく面白かった! 肩の力を抜いて楽しく見れる女性バディアクション。てか、サクサク殺しすぎだろ!(笑) これはもうシリーズものにしていただいて、このキャラの立ちすぎる2人がゾンビと戦ったり、タイムスリップして人斬りになったりするのを見てみたいです」と応援コメントを寄せている。
本作は、テアトル新宿(東京)ほかで7月30日より公開となり、シネ・リーブル梅田(大阪)、なんばパークスシネマ(大阪)、名古屋センチュリーシネマ(愛知)などで順次公開される。
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