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米カリフォルニア州でアジア系ヘイトクライム倍増 コロナ流行後


 米西部カリフォルニア州は6月30日、州内のアジア系住民に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が2020年に少なくとも89件あり、前年の約2・1倍に急増したと発表した。中国から広がった新型コロナウイルスの流行を受けアジア系へのヘイトクライムが多発して以降、州が全域の件数をまとめたのは初めて。統計は捜査当局が確認した件数だけで、実態はさらに多いとみられる。
 州の報告書によると、20年のアジア系へのヘイトクライムの内訳は、人物に対する暴力が72件で、家屋や店舗の破壊などが17件。月別では、新型コロナの感染拡大が始まった3、4月がそれぞれ17件、15件と特に多かった。また、発生地域別では、ロサンゼルス郡が32件と最多で、2番目はシリコンバレーを含むサンタクララ郡の18件だった。
 19年の推計値によると、同州のアジア系人口は全米最大の約670万人で、州人口の17%を占める。フィリピン系のロブ・ボンタ州司法長官は6月30日、オークランドのチャイナタウンで記者会見し、トランプ前大統領らが新型コロナを「中国ウイルス」などと呼んだことを念頭に「20年はウイルスだけでなく、ヘイトもまん延した。私たちを分断しようとした指導者たちの言葉が関係しているのは明らかだ」と指摘。報告書について「データを踏まえ、みんなで力を合わせれば、あらゆるヘイトに対処できる」と述べた。
 アジア系へのヘイトクライムは今年も急増傾向が続いている。カリフォルニア州立大サンバーナディーノ校の調査によると、警察が確認した件数は1~3月に東部ニューヨークで47件(前年同期の3・6倍)、同州サンフランシスコで12件(同2・4倍)だった。【ロサンゼルス福永方人】
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